ブルーベリーの開花・結実と、アブラムシへの対処

4月になり、ブルーベリーの花が徐々に茶色くなったり、実のようなものができ始めました。それと同時に、アブラムシも発生してしまったのでその駆除を行いました。

2021年3月に2年生苗を育て始めましたが、2年目は樹の生長を優先させるために果実をつけさせませんでした。3年目以降は果実をつけさせたいと考えています。

ブルーベリーの多くは4月に開花・受粉

花が咲き誇ったブルーベリー
2022.03.21
ブルーベリー(オニール)の花

3月時点ではすでに多くの白い花が咲いていました。

『鉢で育てるブルーベリー』によると、ブルーベリーの多くは4月上旬に開花し始め、4月中旬が開花盛りだそうです。

ブルーベリーは1品種のみで結実しづらい(自家結実性が低い)ので、異なる品種を一緒に育てて互いに受粉させる必要があります。(私の場合はオニールとシャープブルー)

ミツバチなどが媒介してくれると良いのですが、都内マンションなのであまり期待できません。

我が家の場合は、4月になって多く飛び始めた蚊が花粉を媒介してくれているようでした。

できるだけ多くの花を受粉させるため、私は耳かきのフサフサ部分(梵天)でオニールとシャープブルーの人工受粉を行いました。

受粉成功すると小花が上を向き出し、実に変化し始める

果実の元ができ始める

オニールの果実形成と各部位の名前
オニール

オニールでもシャープブルーでも、白かった花びらが茶色くなって落ちてしまった後に、がくの根本にある子房と呼ばれる部分が丸く膨らんできました。これが果実へと変化します。

シャープブルーの果実形成
シャープブルー

オニールに比べると、シャープブルーではよりたくさんの花が咲いていました。

各部位の概略

花冠(かかん)

頭部に4~5つの切れ込みがある花びら(花弁)。

子房(しぼう)

果実になる部分。

柱頭・花柱(ちゅうとう・かちゅう)

雌しべの先端である柱頭に花粉が付くと、花柱の中を柱頭から花粉管が伸びていきます。花粉管によって精細胞が子房まで運ばれ、子房の卵細胞と受精します。

がく

葉が変形したもので、花びらを支えます。

アブラムシのトラブル

4月になってアブラムシが大量発生

ブルーベリーに発生したアブラムシ

受粉に成功した実もいくつか現れてきた一方で、アブラムシのトラブルも発生しました。4月になってから、特に樹の下の方の花芽に対してアブラムシが現れるようになりました。

アブラムシはブルーベリーの養分を吸い取ってしまう害虫なので野放しにはできません。

アブラムシ対策

アブラムシ対策には以下の動画を参考にさせていただきました。初心者にもわかりやすい解説なのでアブラムシ対策で困っている方はご覧になってみてください。

毎朝見つけ次第駆除

毎朝粘着テープでくっつけて駆除しています。1日で5倍に増えるので、毎日3分くらいは欠かさずチェックしています。

新芽の部分に特に発生するので、新芽部分を重点的に見るようにしています。

(ちなみに黒以外にも、緑や赤のアブラムシもいるらしいので油断大敵です。)

(ピタット)トルシー

ぴたっとトルシー

黄色い粘着シートをおいておくことで、アブラムシの駆除の手助けになります。

アブラムシやその他害虫が黄色に呼び寄せられてくるので、私が見ていないときにもアブラムシを取ってくれます。

支柱に刺したので葉に直接触れていませんが、アブラムシはどこからか集まってきます。

ぴたっとトルシーにかかったアブラムシ

もしも上記対策で追いつかなくなったら農薬も検討する予定です。

終わりに

段々と果実ができ始めていることが嬉しい一方で、アブラムシとの戦いはしばらく続きそうです。

改めて農家さんの大変さを身にしみています。

実家でみかんを作っていますが、みかん作りでもアブラムシやカイガラムシなど多くの害虫が存在するので消毒が欠かせません。4月現在実家は消毒に追われているそうです。

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