注文住宅をオープンハウスで建てました。家を買うまでの手続きは多くて慌てることが多かったのでまとめておきます。(図面などはそのまま載せられないので私の方で書いた図のみ載せています。)
大まかな流れは下記になります。2022年11月に購入を決め、その1年後くらいに引き渡しがされています。高額なので基本的にローン融資金から支払いを行いますが、最初の手付金、仲介手数料や途中で別途必要になったオプション追加費用など含めると、400万を越える額を1年間で手出しすることになりました。家を建てるために建築業者や銀行、司法書士の方との打ち合わせがあり、1年間忙しく過ごしました(下記代表的なもの以外にも面談やメール・電話のやり取り多数)。
家探し始め(2022年11月)
ずっと賃貸か、持ち家か、、多くの方と同じく私も当時悩んでいました。賃貸の方が得だ、というYouTube動画も巷ではありましたが、最終的には、持ち家が欲しいという気持ちにしたがって家を探し始めました。最初は土地だけの物件など含めていくつか調査・見学していましたが、あまりピンとくる物件はありませんでした。
2022年11月3日に㈱オープンハウスにWEB登録したのが最終的に注文住宅(戸建て)購入に踏み切ったきっかけです。当日中に担当者の方からメールが届き、希望条件や年収などを聞かれたり、いくつか物件の紹介されたりました。その後電話での案内があり、2022年11月12日㈯に担当者の方と直接あって面談していただきました。
物件購入決断(2022年11月12日)
担当者の方との面談では、私の希望価格帯でまず物件の候補を出していただき、少なくとも1000万くらい希望価格よりも高くしないと、私の希望する広さ・立地の物件は無いことを認識しました。とても値段が高くて不安ということもありたくさん質問させていただきましたが、担当者の方は数字を使って論理的に説明してくださり助かりました。担当者の方も数年前に家を買ったそうで体験談も混じえてご説明いただきました。その後少し価格帯を上げてさらに物件候補を紹介していただきましたが、駅から想定より遠かったり、多少狭かったり、となかなか良い物件がありませんでした。面談は当初1時間くらいの想定だったのですが、気づけば5時間以上に及びました。何十件も物件を紹介していただく中でついに、良いな、と思う物件に出会い、勢いで契約しました。当日中に手付金100万を払う必要があり、すごいバタバタした1日になりました。それとは別に仲介手数料約100万もその2日後までに支払ったのでこれまでコツコツ溜めてきた貯金が一気に無くなってしまいました。決断は次の日にした方が良いかな、という考えも頭をよぎりましたが、住み始めた今でも後悔はありません。
住宅ローン審査
私の場合注文住宅の購入になるのでまず土地を購入し、そこに建物を建てるという2段階のローンになりました。
土地ローン・建物ローンそれぞれの借入額と、私の年収などの情報を元に融資をしてくれる銀行を探しました。当時はモゲチェックという住宅ローン比較サイトを知らなかったので、オープンハウスの方に任せきりでした。年収の何倍もの借り入れになるので断られることもありなかなか理想通りの借り入れ金利とはなりませんでした。
色々な銀行で調べているうちに年が明けてしまったので次回ローンを組むことがあれば、もう少しスピーディーに進めたいですね。
借り入れが可能になり土地の引き渡しを1/26(手続き上は3月末)に行いました。手続き完了後から土地のローン支払いが始まり、そこから半年以上かけて2023年10月に家が建ちました。
建物打ち合わせ
住宅ローン契約後は注文住宅の詳細を決めるためWEBや対面で毎週のように打ち合わせを行いました。地震対策として耐震等級を高めたり、床のフロアタイルの素材を変えたり、土間コンクリートを施工したり、・・・、当初の計画より数百万単位で追加費用がかかってきます。住宅ローン契約の際に、これらのオプション費用の概算分も金額に入れておき、足が出たら手持ちの現金から支払う、という予定でした。実際にはオプション費用は想定よりも高くなりがちです。理想的には300万円くらいに納めたいな、と最初思っていたのが無謀だったとすぐに気づきました。減額調整も一部行いましたが、結果としてオプション費用で600万円くらいになりました。少なくとも数千万の大きな買い物になるので感覚がバグってオプションをつけすぎないように注意です。
建物打ち合わせ1回目(2023年2月12日)
家の床やドア、水回りなどが載ったWEBカタログをあらかじめご共有いただき、それを元に家の検討をしました。土地の形状・面積をもとに設計士の方が作成した図面案をいただいたのですが、色々修正したいと感じ、正確に伝えたかったので別の記事で記載したように自分で図面案を作成して持っていきました。当初の案は壁の配置などの実現が難しい、という結論にはなりましたが、私の実現したい家のイメージは伝えられたので睡眠時間を削って作成した甲斐がありました。新居に持ち込む家具などのサイズもこの場で設計士の方に伝えました。
下記のような土地引き渡し後の建物打ち合わせスケジュールを提示していただきました。住宅ローン契約が終わってからも半年くらいは家のことをずっと考えていたと思います。(SR: Show Room)
建物打ち合わせ2回目(2023年2月18日)
初回打ち合わせで伝えた要望を再度図面に反映いただいたものや室内のイメージ図(パース)、オプション費用見積もりを確認しました。
パースでは、吹き抜け天井など流行りの構造がいくつか取り入れられていましたが、必要ない部分については削除していただくようにしました。オプションの費用見積もりがまだ全て含まれていないのに500万を超えていて衝撃でした。
打ち合わせ後もメールで窓のサイズなど仕様について相談し、2日後の2月20日時点でオプション費用総額は580万円で確定しました。家を建てて思いましたが、意思決定までの期間をあまり取らせてもらえないことが多いです。追加オプション費用は手持ちの現金での支払いとなります。
床下点検口のサイズはクローゼットなどの中に押し込められるように450×450[単位mm]にしたかったですが、600×600しか選べないために、サービスルーム(SR)に作らなければならなくなったのが残念でした。オープンハウスの場合、注文住宅といってもセミオーダーなので完全に自由にはできない、というデメリットがあります。
ちなみに、土地と建物を別々にローンを組む場合、土地の手数料がローンに含められない、と銀行から言われて(私のケースだけの話なのかよくわかりませんでした)、2月末くらいに追加対応しました。当初の計画に無い出費になるのでいきなり言われても、、とオープンハウスに問い合わせて何度かやり取りしましたが、私の方で100万円くらい別途手持ち資金から支払うのが手っ取り早そうと思ったので手出しを行うことに決めて、6月くらいに支払いました。何があるか分からないので資金には余裕を持たせておくのが安心だと思います。
建物打ち合わせ3回目(2023年2月25日)
間取りを確定し、設計契約を交わしました。これ以降は、壁紙など表面に関しては変更可能ですが間取りについては変更できなくなります。
建物詳細打ち合わせ1回目(2023年3月12日)
間取り確定後は、床や扉を始めとした家全体の部材の色について3月末まで使って決め、共有いただいた外観パースを見てワクワクしてました。詳細打ち合わせと並行して土地・建物のローン契約・団体信用生命保険書類を銀行とやり取りしていました。
建物詳細打ち合わせ2回目(2023年4月1日)
電気配線入り図面を作成いただき、コンセントやエアコンの位置など細部も含めて相談しました。
建物最終承認詳細打ち合わせ(2023年4月9日)
2回目の打ち合わせで相談した内容を反映させた最終図面をご共有いただき、最終確認です。打ち合わせの際に設計士の方が全ての内容をきちんとメモに残しているわけではないので打ち合わせしてもどこかしらに漏れが生じたりします。最終確認だったので漏れの内容に最終図面を見て違っている箇所をメールで打ち合わせ後に連絡して修正していただきました。
建物請負契約(2023年4月22日)
修正していただいた最終図面を確認しました。間取りに始まり、電気配線、壁紙などの色にいたるまで全て記載されたものになります。打ち合わせ後にはオプションの追加費用支払いも行いました。3ヶ月くらい続いた建物の打ち合わせもこれで終了となり、とてもあっという間に終わった感じがありました。図面が完成したのでここから着工に進みます。
家の建築
中間立会(2023年6月23日)
家の建築が始まってからは、時々現地をこっそり見に行っていましたが基礎配筋工事の間は土台作りです。6月3日に基礎配筋検査まで完了し、6月12日に上棟でした。これらはメールで情報共有されており、6月23日に初めて建築途中の家の中に入る中間立会がありました。
家の柱がむき出しになっている状態を見るのは初めてで、階段もまだない状態なのではしごで2階に登ったのが良い記念でした。
なお、その後もちょくちょく建物ができていく様子を見にいっており、必須ではないと思いましたが、飲み物などの差し入れを時々大工さんに渡していました。
素人だと家に問題が無いか判断がつかないのでホームインスペクションを依頼する、という案も当時妻と話しておりました。ホームインスペクションの業者さんとWEB面談もさせていただきましたが、建築業者(私の場合オープンハウス)と良好な関係が築けているのでホームインスペクションは必要ないと判断しました。
内覧会(2023年9月15日)
ついに建物が完成して見学させていただきました。一部扉の引き戸が指定のものと違う、壁紙の一部が汚れているなど指摘事項がありましたが、別の記事でレンダリングした画像のような雰囲気の家が完成しており、早く引っ越したくなりました。引き渡し日までの1ヶ月が長かったです。
引き渡しに向けて火災保険の契約も行う必要があり、9月くらいから手続きを始めました。オープンハウスの方でも提案していただきましたが、家財保険などは不要と感じ、必要な内容のみ含まれる火災保険を個人的に問い合わせて契約しました。火災保険の割引額が耐震等級で変わるので、必要な書類の準備をあらかじめ行う必要があります。
ローン契約と登記手続き(2023年10月14日)
銀行とのローン契約の手続きと、司法書士の方との登記手続きを行いました。
建物引き渡し(2023年10月23日)
引き渡し日はオープンハウスの営業センターに行って鍵などを受け取りました。手続きは30分程度でしたが、数ヶ月にわたって図面など書きながら間取りや壁紙などを考えた家の鍵を受け取った瞬間は感慨深かったです。
家を建てた後
家具購入
冷蔵庫などは前の家で使っていたものを運び込みましたが、キッチンの棚などは新しく購入しました。出費がかさんでいる時期なので優先順位をつけながらになりますが、少しずつ生活環境を整えていきました。
手続き
住宅ローン控除申請のために年度末に確定申告を行いました。確定申告のためには戸籍謄本、借り入れ金の年末残高証明書、源泉徴収票、登記事項証明書、売買契約書、請負契約書、住民票が必要でした。2023年時点では住宅性能によって控除額が変わるため、住宅性能を示す書類(ex. 住宅省エネルギー性能証明書)をあらかじめ建築業者(私の場合はオープンハウス)から取得しておく必要があります。
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