沼山峠から燧ヶ岳を1周する尾瀬ヶ原トレッキング

尾瀬ヶ原雑記

雪が残る尾瀬ヶ原に2022年5月28-29日の1泊2日でトレッキングに行ってきました。燧ヶ岳(ひうちがたけ)の周りを1周するルートの見どころをご紹介します。

アクセス

福島県、新潟県、群馬県の3県にまたがります。google mapによると、東京駅から電車で5~6時間、車で4~5時間程度かかります。(車で実際に走ると意外と3~4時間くらいで着きました)

今回のルート:燧ヶ岳ひうちがたけの周りを1周

尾瀬ヶ原を回る場合、南西側の鳩待峠から出発するルートや、今回私が利用した沼山峠から出発するルートなどたくさんのルートがあります。(例えば東武トップツアーズの地図が分かりやすいです。)

今回は以下のように燧ヶ岳(ひうちがたけ)の周りを一周するルートを通りました。(地図はYAMAPより転載)

南西側の尾瀬ヶ原を散策するルートと比べると山からの景色をより満喫できるルートになります。多くの方が利用する鳩待峠からのルートと比べて人が少ない、というのもメリットです。

1日目:尾瀬沼や尾瀬ヶ原を見るルート

1日目ルート

2日目:三条ノ滝を見るルート

2日目ルート

1泊2日のスケジュール

土曜日の朝3時半に東京を車で出発→8時半に御池ロッジ→バスで沼山峠休憩所まで移動して登山道に入りました。尾瀬沼を眺めながら山道を歩き13時に見晴に着いて尾瀬小屋で昼食、16時に宿泊する温泉小屋に着きました。

日曜日は朝8時に温泉小屋を出発し、9時15分に三条ノ滝への分岐点着。10時15分三条ノ滝到着。雪道を歩き続けて15時に御池ロッジ到着。

帰り道に尾瀬檜枝岐温泉 燧の湯に入り(16時~17時)、かねまる食堂で夕飯を食べ(~19時)、東京には22~23時到着でした。

見どころ5選

尾瀬沼

尾瀬沼
長蔵小屋付近

標高1660mの高地にある尾瀬沼は、自分が山にいることを忘れさせるくらい広大な湿原です。

尾瀬の登山道

尾瀬の大自然の中をどこまでも山道が続きます。

見晴

尾瀬ヶ原見晴

尾瀬ヶ原を一望できる見晴です。奥に見えるのが至仏山です。尾瀬ヶ原の木道はよくメディアで取り上げられていますね。

三条ノ滝

尾瀬ヶ原7_大迫力の三条ノ滝_220529

名前の由来は展望台にあった看板を解読したところ、三十条約100mに由来しているとも、渇水時に滝が三筋に分かれるからとも言われているそうです。

滝のそばの鹿の糞
22.05.29㈰ AM10:14

三条ノ滝展望台に鹿の糞がたくさんありました。登山客がいないときに鹿も三条ノ滝を見に来ているようです。

生命を感じさせる植物

尾瀬の木の根本から生える新芽

木の根本から生える植物の姿が素敵です。倒木からも新しい芽が生え、生命がつながっていると感じます。

雪景色

雪で覆われた木道

雪があると尾瀬湿原も様変わりして見えます。

散策写真、動画(時系列順)

檜枝岐ひのえまた山旅案内所

檜枝岐山旅案内所
22.05.28㈯ AM7:31

檜枝岐山旅案内所でトイレ休憩。ここまでは携帯の電波が繋がりますが、御池ロッジまで行くとymobile(softbank)の電波は繋がらなくなりました。トレッキング中は携帯の電波が全くありませんでした。docomoは山小屋付近では多少つながることがあり、auは山の中でも電波がつながる場合が多かったです。

御池ロッジまでの山道

御池ロッジまでの山道
22.05.28㈯ 7:44

のどかな山道を登っていきました。

御池ロッジ

御池ロッジ
22.05.28㈯ 8:37

御池ロッジの駐車場に車を止めて、リュックなどを背負って沼山峠行きのバスに乗ります。御池ロッジから沼山峠までは片道600円でした(会津バス)。

沼山峠休憩所

バスから降りて沼山峠登山口からトレッキングに出発です。

沼山峠休憩所
22.05.28㈯ 9:16
沼山峠からの登山道

雪道が続く

尾瀬の雪道
22.05.28㈯ 9:42

大江湿原

大江湿原
22.05.28㈯ 10:11

雪道が終わったと思ったら突如湿原が現れました。

長蔵小屋

長蔵小屋
22.05.28㈯ 10:38

雪解け水で木道が川に

雪解け水で木道が浸水
22.05.28㈯ 12:56

尾瀬小屋付近で休憩

山の中でもとっても美味しい昼食をいただきました(尾瀬小屋)。食材などを山小屋まで運ぶのも大変なので、採算が取れるのか心配してしまいます(本当にありがとうございます!)。

弥四郎清水
22.05.28㈯ 14:52

山の水が飲めます。私はお腹を壊しやすい方ですが飲んでも大丈夫でした。2時間くらい尾瀬小屋で休憩しました。

尾瀬ヶ原に群生する水芭蕉

尾瀬ヶ原の湿原に水芭蕉が群生しており、熊が好んで食べるそうです。熊よけの鈴を持ち歩くと安心でしょう。

温泉小屋別館に宿泊

初めて山小屋に宿泊しました。お風呂等もあるのでテント泊より快適ですが、平地と全く同じ暮らしはできません。今回私が困ったことを紹介しますので、今後山小屋に泊まる方は、そういう可能性もある、と認識しておいてください。

暖房が部屋にない
自家発電のため電気は十分にありません。雪が残る時期に来られる方は、暖房が無いので防寒対策をしっかりしておく必要があります。

お風呂に苦労

蛇口からお湯が出るのかと思ったら水しかでなくて、温泉のお湯と水を混ぜて温度を調整しました。石鹸はありましたが、シャンプーやリンス・ドライヤーはありませんでした。

温泉小屋の朝食
朝食

日常と比べると不便もありましたが、温かいお茶が飲めるだけでとても嬉しかったです。

三条ノ滝への分岐

三条ノ滝への分岐
22.05.29㈰ 9:15

ここから下っていくと三条ノ滝です。高低差は200mほどあり、結構疲れます。また、途中で鎖を掴みながら進むところもあり、命の危険を感じました(怖くて写真を撮る余裕がなかったです)。次回行くときは命綱を絶対に持っていきます。

(命綱といっても安全帯だと不十分らしいのでフルハーネスが良さそうです。)

三条ノ滝を見てから分岐点まで再び戻ってきました。行き(下り)は落ちないように気をつけて歩き、帰り(上り)は険しい山道を登るので息が切れて何度か休憩をはさみました。

雪の残る山林

雪が残る尾瀬の山林
22.05.29㈰ 12:10

ひたすら雪の残る山林を歩き続けました。

裏燧橋

裏燧橋
22.05.29㈰ 12:10
裏燧橋からの眺め
橋からの眺め

立派な橋がかかっていました。橋に登るのが大変でした。

スキー場みたいな道

スキー場みたいな尾瀬の登山道
22.05.29㈰ 13:45

スキー板があれば滑れそうです。

雪に覆われた尾瀬湿原

雪に覆われた尾瀬湿原
22.05.29㈰ 14:00

山か湖かわからなくなるような水の量でした。

御池ロッジ到着

御池ロッジ登山道
22.05.29㈰ 15:06

ついに御池ロッジ到着!(写真は振り返って山道を撮ったものです。)

初めてのトレッキングでの持ち物

初めてではありましたが、今後も山に登ることを考えて登山靴などを購入しました。初期投資とはいえ、ちゃんと揃えると10万円くらいになるので、登山は結構お金がかかると感じました。

(今回かかった費用だけでも登山靴~3万円、靴下・インソール~1万3000円、防水ジャケット~3万円、宿泊・交通費~2万円でした。)

服装

トレッキングシューズとインソール
トレッキングシューズとインソール
  • 登山靴

石井スポーツではまず足の形を測って、足のサイズや用途(どの程度の山に登る想定か)からその人に合った登山靴を紹介してくださいました。(私の場合はアルバトレックというトレッキングシューズ)

日常生活よりも長く険しい道のりを歩くので、登山靴が足に合っていないと靴ずれしてしまいます。足首まですっぽり覆われる「ハイカット」のトレッキングシューズにしました。

登山の際には雨が降っていることもあります。足が濡れるときついので、防水性などに優れた「ゴアテックス(GTX)」製の靴がおすすめです。

  • 登山靴のインソール

初めて足の形を測っていただいたところ、自分の足のサイズが左右で違うこと、片方だけ扁平足になっていることを知りました(テニスの影響だと思います)。

扁平足だと衝撃を吸収しづらいので、中敷き(インソール)を別途購入しました。(SIDAS)

  • 登山用靴下

登山靴は険しい山道を想定して靴底が硬いものが多く、足への負荷を抑えるために厚手の登山用靴下を買いました。1泊2日だったので2足分購入しましたが、1セット3000円でとても高いと感じました。Amazonではもっと安いものがたくさん売られているので探してみると良いです。

  • ポリエステルのTシャツ(ベースレイヤー)

登山では3層のレイヤリングが基本と言われています(吸水速乾性のベースレイヤー、保温性のミドルレイヤー、防水・防風性のアウターレイヤー)。

綿のTシャツは乾きづらいので、私は持っていたポリエステルのTシャツをベースレイヤーとしました。

  • 防寒着(ミドルレイヤー)

ミドルレイヤーにはフリースのジャケットを着ました。山小屋では暖房が十分に効いていない可能性があるので、寒くても耐えられる防寒着は必須です。

  • 防水ジャケット(アウターレイヤー)
Foxfireの防水ジャケット(GTX)

登山靴同様、防水性に優れたゴアテックス(GTX)製の防水ジャケットを買いました。(Foxfire)

  • 防水ズボン

こちらも防水性のものが良いです。私は以前に買ったスノボウェアのズボンを履いていきました。

  • 帽子

今回持っていかなかったのですが、帽子はあったほうが良いです。日差しのせいか髪が傷んでしまいました。

  • サングラス

眼鏡に装着できるサングラスを持っていったところ、晴れているときに重宝しました。特に雪が残っている場合には雪からの照り返しがあります。

  • 日焼け止め

晴れていたので使いませんでしたが、雨が降った場合にはリュックから中身を取り出す際などに必要だと思います。

  • 手袋

晴れていて特に必要なかったですが、手を保護するためにブレスグリップを持っていきました。

  • アイゼン(雪対策)

特に山の斜面で雪道の場合あったほうが良いです。今回2000円くらいのアイゼンを買いました(足のサイズに合わせて購入してください)。

ちなみにアイゼンをつけた状態では木道は歩きにくいので何回かつけ外しをしました。

  • トレッキングポール(雪対策)

今回は一緒に行った方にお借りしましたが、雪道登山ではトレッキングポールが無いと厳しいです。

  • 登山後の着替え

下山した後に温泉に入ったのですが、そのための着替え(可能なら靴も)があると良いです。

その他持ち物

  • リュック

もともと持っていた通常サイズのリュックを持っていきました。1泊2日の荷物だとパンパンでした。

  • お金

宿泊費が11500円、御池ロッジから登山口までのバス代が片道600円、山小屋での食事が1食1500円くらい、トイレ1回のチップが100円、東京から御池ロッジまでの交通費(電車なら片道7000円くらい)の分は持っていきました。

  • ザックカバー

雨が降ったときにリュックの中身が濡れないようにするために必要です。私はAmazonで買いましたが、100均などで十分だと思います。

  • ビニール袋

山ではゴミを全て持ち帰るのが基本です。ジップロックのようにチャックが付いている袋は、泥で汚れてしまったアイゼンを一旦しまうのに便利でした。

  • 食料
トレッキングに持っていった食料

基本食事は山小屋で食べましたが、混雑具合や営業時間外などで山小屋を利用できない場合もあり得ます。食事や歩きながらの栄養補給用に多めに食料を持っていきました。(登山中に食べたのはほとんど羊羹でした。)

山の水も流量が多い川でなら飲めましたし、見晴でも水が汲めました。しかしお腹を万が一壊すのが怖かったので、1日1L×2日分持っていきました。

  • ライト

余裕を持って16時に宿泊する山小屋に着きましたが、もしも遅れて道が暗くなってしまったときに備えてライトを持っていきました。リュックや頭に取り付けられるタイプだと両手が空いて良いと思います。

  • スマホ地図

山の中では携帯の電波が通じないので登山の前に地図をダウンロードしておく必要があります。。スマホアプリとしてYAMAPヤマレコがあり、私は今回YAMAP無料版で燧ヶ岳の地図をダウンロードしておきました。登山中はGPSによって地図上で自分の位置を確認できます。

下山後の楽しみ

燧の湯

燧の湯

燧の湯で汗を流してサッパリしました。緑に囲まれながら入る露天風呂は気持ちよかったです。

かねまる食堂

かねまる食堂のイワナ天ぷら定食

かねまる食堂でイワナ天ぷら定食をいただきました。下山して食事もグレードアップです。

最後に

今回雪の残る尾瀬ヶ原へ1泊2日のトレッキングをしてきました。初めての登山に持っていったもの、次回は持っていきたいと思ったものを記載したので今後登山を始められる方のお役に立てば幸いです。

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