テニスのサーブで肩が痛い原因調査

熱を出した時以来サーブを打つ時に肩が痛くなりました。病気だといけないのでレントゲンやMRI検査を行いました。結果的に手術などは不要のようでしたが、サーブのフォーム改善が必要だと感じました。

痛みを感じ始めたタイミング

2024年2月17日にテニスで肩を動かした際に若干左肩(利き腕の肩)の痛みを感じたのが始まりです。いつも通りプレーをしただけですし、どこかにぶつけたとか筋トレしたとかでもないので不思議でした。

何となくだるかったのでその日は早めに寝ましたが、次の日の朝には37度を越えていました。午前中に少し寝てから用事があったのでバスに乗って出かけました。夕方帰るときにはバスで立っているのもしんどい状況でした(混んでいて席が空いていなかったので座れず、、)。

なんとか帰宅して15時ごろ帰ってきたのですがきつくてベッドで横になっていました。寝ることもできず、一睡もせずに21時くらいになっていたので結構大変でしたね。階段を上るのもとてもきつかったです。

本当に原因に心あたりがなかったので怖くて、「俺の人生もここで終わりかな」、「この苦しみが続くなら生きている方がしんどいかも」とか色んな思いが頭をよぎりました。

病院での診察

まずは近くの整形外科

原因の心当たりも無いので整形外科に行ってみました。レントゲンを撮って骨に異常が無いことは確認しました。単なる炎症か、腱板損傷などの手術が必要な怪我かはレントゲンからは分かりません。とりあえず湿布を頂いて様子を見ることにしました。

肩が痛くないような打ち方を心がけながらも週1でテニスを続けていたためか、2,3週間経っても痛みが治まることはありませんでした。(肩の炎症は治るのに数ヶ月くらいかかるらしいです。)

次にMRIを測定

シーメンスHPより引用

腱板損傷などの場合には手術が必要なのですが、骨などを見るレントゲンでは腱板を見ることができません。人の身体の中の水素原子を高い磁場を用いて可視化するMRI(磁気共鳴画像)を使う必要があります。そこでMRIがある別の病院を紹介していただきました。高磁場を発生させるのに費用がかかるのだと思いますが、3割負担でも8000円ほどかかります。

MRIでは、X線を使わない分被爆の危険は無い一方で検査に大きな磁場を必要とし、測定に時間がかかります。私の場合はシーメンス社の3 T(テスラ)の磁場を用いる装置で15分ほどかけて測定しました。ネオジム磁石で1.25 Tなので、とても大きな磁場であることが分かります。理系の方ならご存知かもしれませんが、大きな静磁場を印加することで水素原子の核スピンを整列させて、静磁場と垂直に別の磁場(傾斜磁場と呼ばれます)を印加したときの応答から画像を生成します。原理の説明には数式が出てくる説明が多いのですが、難しい計算があるわけではないので「核磁気共鳴 原理」などと検索してみると良いと思います。一応関連記事のリンクも載せておきます。

MRIの検査画像

上図がMRIで撮影していただいた私の肩の画像です。素人なので詳細はわかりませんが、整形外科の先制にも見せたところ腱板断裂は起きておらず、炎症だろうとおっしゃっていました。金沢病院HPによると、腱板断裂が起きるとそこに水がたまって白く写るらしいです。

腱板断裂の場合には動かさない方が良いですが、私はどうやら炎症なのでどんどん肩を動かしたほうが良いとアドバイスされました(これまでは心配してあまり動かさないようにしていたのですが、動かさないと固くなって治りづらくなると説明を受けました)。

原因は肩に負担をかけるサーブのフォームと思われる

お医者さんからは問題ないと言っていただきましたが、炎症が起こっているのも私のサーブのフォームが悪いことが原因だと思います。元日本一の鈴木貴男プロがサーブの打ち方について丁寧に説明してくださっている下記動画を見て私も正しいスライスサーブの打ち方のイメージができるようになったので、サーブにお悩みの方は是非見ていただきたいです。

動画内で小野田プロが説明されているようなチョリチョリっとした打ち方を最初私はしていて、その後スピードも出るように試行錯誤をしてきました。上記動画の6:50付近で良くないと説明されている無理なフォームで打つようになってしまっていたために肩に負荷がかかっていたのだと思います。(鈴木貴男プロも昔肩を痛めたことがきっかけでフォームを修正されたそうです。)

最近は私自身もフォーム修正中です。良い感じで打てたときは肩が痛くないですが、良くない打ち方をすると肩が痛くなるのでそれも参考にしています。

鈴木貴男プロが動画内で説明されていることをイメージして練習していますが、まだまだイメージ通りに打てることの方が少ないです。練習で色々なコーチに私のフォームの改善した方が良い点について聞くようにしていますが、

  • トスをあげた手が下がるのが早い
  • 腰のひねりが甘い

などまだ多く指摘されます。スクールでは動画を撮れないですが、個別練習の時に自分のフォームを撮影して確認しようと思います。

現役プロのサーブもYouTubeで見ていますが、どこまでが自分にできて、どこからは現役プロのフィジカルがあってできるものなのか判断がつかないです。鈴木貴男プロは40代でフィジカルは衰えているはずなのにすごい速さと精度のサーブを打たれているので、アマチュアとしては参考にしやすいです。説明も分かりやすいので最近はもっぱら鈴木貴男プロの動画で勉強しています。

以前に1度だけ鈴木貴男プロの一般向けの講習会に参加し、その時はストロークの悩みについてアドバイスいただくことができました。また機会があれば参加したいです。

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