1週間ほどHISのツアー旅行でエジプト旅行に行ってきました(2026年3月29日から4月5日)。本記事では7日目(4月4日)に訪れたルクソール西岸の王家の谷・ツタンカーメン王の墓、ハトシェプスト女王葬祭殿などについて記載します。ルクソール西岸は、古代エジプトの王たちが眠る「死者の町(ネクロポリス)」と呼ばれる地域です。巨大な神殿が並ぶ東岸とは雰囲気が大きく異なり、岩山と砂漠の中に王墓が点在しています。
早朝にルクソール西岸へ移動
この日は早朝からバスでナイル川を渡り、王家の谷やハトシェプスト女王葬祭殿などを巡りました。
王家の谷
王家の谷は、新王国時代にピラミッドではなく岩山の地下に作られるようになったファラオたちの墓で、内部には色鮮やかな壁画が残されています。現地では複数の王墓を見学でき、墓ごとに壁画や構造の雰囲気がかなり異なっていました。すでに見つかっているものだけでも64基以上の王墓があります。一般的にはラメセス2世やトトメス3世のような有名ファラオの墓が最も人気と思われがちですが、実際には保存状態や壁画の美しさの点から、セティ1世墓やラメセス5・6世墓などが高く評価されています。
特にラメセス2世の墓は古代の洪水被害が大きく、内部保存状態があまり良くありません。
ツタンカーメン王の墓
ツタンカーメン王の墓は、王家の谷の中でも特に有名な墓です。ツタンカーメン王は、黄金のマスクで有名な古代エジプトの少年王です。1922年にハワード・カーターによって墓が発見され、ほぼ未盗掘の状態だったことから世界的に有名になりました。他の王墓と比べると規模はそれほど大きくありませんが、実際にミイラを見ることができました。壁画は保存状態が良く、数千年前の色彩が今でも残っていることに驚かされます。王家の谷の墓は「KV(Kings’ Valley)」番号で管理されており、発見順に番号が付けられています。ツタンカーメン王の墓はKV62です。
セティ1世の墓(KV17)
セティ1世はラメセス2世の父として知られるファラオで、王家の谷でも最高傑作の一つとされる墓を残しています。深さ100m、長さ120m超と内部は非常に広く、通路や部屋の壁一面に細かな壁画が描かれています。天井部分まで装飾が施されており、保存状態の良さにも圧倒されました。

ラメセス5・6世の墓(KV9)
ラメセス5・6世の墓は、密に描かれた壁画と、濃い青色の天井画が印象的でした。
ラメセス3世の墓(KV11)
ラメセス3世の墓では、神々や供物を描いた壁画が多く残されていました。墓によって通路の傾斜や部屋の広さが異なっている点も興味深かったです。
ラメセス1世の墓(KV16)
ラメセス1世の墓は比較的小規模ですが、壁画の色が鮮明に残っていました。狭い空間の中に細かな装飾が詰め込まれています。
ラメセス4世の墓(KV2)
ラメセス4世の墓は奥行きがあり、通路を進むにつれて地下深くへ降りていく構造になっていました。壁画の量も多く、見応えがあります。
ハトシェプスト女王葬祭殿
ハトシェプスト女王葬祭殿は、王家の谷近くの断崖絶壁を背景に建てられた巨大な神殿です。左右対称に並ぶ列柱が特徴的で、遠くから見ても存在感があります。ハトシェプスト女王は、古代エジプトでは珍しい女性ファラオです。交易や建築事業を積極的に行い、この壮大な葬祭殿を建設しました。ハトシェプスト女王の死後、後継者トトメス3世によって像や名前の一部が破壊されたとも言われています。そのため、葬祭殿には修復跡や削られたレリーフも残っています。
ハワード・カーター・ハウス
ハワード・カーターは1922年にツタンカーメン王の墓を発見したイギリスの考古学者です。ハワード・カーターの家も見学しました。当時の調査道具や生活空間が展示されており、発掘時代の雰囲気を感じられます。個人的には普通の家っていう感じで、あまり感動はなかったです。
昼食:モロヘイヤスープとタジン
昼食では、エジプト料理のモロヘイヤスープやタジンをいただきました。
終わりに
ルクソール西岸では、古代エジプトの王たちの墓や葬祭殿を巡りました。地下深くに広がる王墓の壁画は保存状態が良く、数千年前の色彩が残っていることに驚かされます。
東岸の壮大な神殿群とはまた異なる雰囲気があり、古代エジプトの「死者の世界」を感じられる場所でした。
































































































