ローマ観光の後、スペインのバルセロナを観光してきました。建設中のサグラダ・ファミリアを見れたのを始め、日本で見たことのない建物がたくさんあって面白かったです。
前日にスペインで大規模停電
スペインに行く前日、フランスとスペインの間の送電トラブルの影響か、スペイン・ポルトガルで大規模停電が起きました(参考: NHKニュース)。
ローマからバルセロナまでの飛行機も、空港に行ってみないと飛ぶかわからない、という状況でしたが幸いなことに、無事に飛行機も飛んで、スペイン観光中も停電の影響はありませんでした。

昼食のパエリア

モンジュイックの丘


サン・パウ病院
ガウディにも影響を与えたバルセロナの建築家ルイス・ドメネク・イ・モンタネールが建築したカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院はいずれも世界遺産に登録されています。サン・パウ病院は2009年までは病院として使われていました。
サグラダ・ファミリア
1882年に着工されて2026年完成予定のサグラダ・ファミリアにはアントニ・ガウディが「聖堂全体で聖書の内容を表現する」という構想で建築を進めた世界遺産です。建築中に一度見に行けてよかったです。
栄光のファサード:正門
聖堂の正面の入り口はまだ工事中です。
受難のファサード:南西門
生誕のファサードと比べると角張った彫刻になっています。騎士ストの受難から死、復活までの3日間を表しています。
裏側
生誕の門(北東)
ガウディ自らが指揮をとって最初に完成した部分で、キリストの生誕に関する装飾が施されています。
サグラダファミリアの内部
様々な方向のステンドグラスからカラフルな明かりが差し込んでいてとてもきれいでした。
3Dプリンタが置いてある部屋もありました。工期が300年はかかるといわれていたサグラダ・ファミリアですが、3DプリンタやCNC(コンピューター数値制御)によって工期が150年短縮されています。

夕食はタパス
スペインの伝統的な小皿料理であるタパスを食べました。イカのフリット(カラマレス・フリートス)などが代表的です。
ホテル
ホテルはMoxy Barcelonaで、カサ・バトリョなどがある観光地から2km以上離れた場所にありますが、地下鉄のTarragona駅およびBarcelona Sants駅から近く、アクセスに便利です。

地下鉄Vallcarca駅で下車し、『zona comercial』の案内に従って左折すると、Baixada de la Glòriaという商店街の通りに入ります。そこには『Ajuntament de Barcelona, Baixada de la GLORIA』という標識があり、すぐ先に動くエスカレーターが設置されています。このエスカレーターを利用して登ると、グエル公園の下側入口に近づくことができ、急な坂道も快適に乗り越えられました。
グエル公園
パトロンであるグエル氏の依頼で住宅街として建設されたものの計画が失敗して公園として開放されています。9:30からグエル公園が開園するのでそれに間に合うように移動しました。
カサ・ビセンス
バルセロナのグラシア地区にひっそりと佇む「カサ・ビセンス」は、天才建築家アントニ・ガウディが手がけた最初期の住宅建築です。1883年に設計され、元は裕福な実業家マヌエル・ビセンスの別荘として建てられました。グエル公園から20分ちょっと坂を下っていくと着きました。
建物全体が、色とりどりのタイルとムデハル様式(イスラム建築の影響)で彩られており、ガウディならではの自然から着想を得たモチーフが随所に見られます。トウモロコシやヤシの葉を模した装飾、植物のレリーフ、色鮮やかな陶器タイルが見事に調和しています。
下のように様々な家のミニチュアがありました。








カサ・ミラ
カサ・ビセンスを後にして、バルセロナの街を散策しながら約20分ほど歩くと、次にたどり着いたのはカサ・ミラ(Casa Milà)。別名「ラ・ペドレラ(La Pedrera/石切場)」とも呼ばれるこの建物は、アントニ・ガウディが手がけた住宅建築の集大成であり、バルセロナを代表する世界遺産のひとつです。
1906年から1912年にかけて建てられたこの建物は、波打つような曲線の外観が印象的で、まるで大地がそのまま形を変えたかのような不思議な存在感を放っています。鉄製のバルコニーや彫刻のような煙突、そして自然光を巧みに取り入れた中庭など、ガウディならではの発想が随所に光ります。
カサ・バトリョ
カサ・ミラから徒歩わずか5分ほど。ガウディのもうひとつの傑作、カサ・バトリョ(Casa Batlló)が姿を現します。色鮮やかなモザイク装飾と幻想的なフォルムが目を引くこの建物は、1904年から1906年にかけて、既存の邸宅をガウディが全面的に改装したものです。
カサ・バトリョは「海をテーマにした建築」とも言われ、波のようにうねるファサード、ウロコのような屋根、そして骨を思わせるバルコニーの形状など、自然界から着想を得たデザインにあふれています。その独創的な外観から、地元の人々の間では「骨の家(Casa dels ossos)」と呼ばれることも。
グエル邸
バルセロナ旧市街に佇むグエル邸(Palau Güell)は、ガウディが若き日に手がけた邸宅建築です。実業家エウセビ・グエルの依頼により1886年から1890年にかけて建てられたこの建物は、荘厳な石造りのファサードと、内装にちりばめられた職人技が見どころです。カサ・バトリョから地下鉄(L3)でLiceu駅まで2駅移動して10分ほどで着きます。
海辺
翌日ローマ経由で日本へ
現地への1週間ほどの滞在はあっという間でした。初めてのヨーロッパ旅行ができて満足です。スペインはバルセロナしか行けておらずまだまだ味わい切れていませんし、イタリアもまた行きたいです。
コメント